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大隈城跡(益富城跡)

記事ID:0030676 更新日:2023年5月22日更新

 

 

 大隈城は標高約190mの城山(嘉麻市中益)山頂に築かれた山城で、現在は公園となっています。
大隈城は、戦国時代には秋月種実の隠居城として、版図拡大のための拠点施設となりましたが、豊臣秀吉の九州出兵により、秀吉と敵対した秋月氏は日向へ移封となります。この時、秀吉は占拠した大隈城内に一夜にして城壁を築き、古処山に逃れた秋月氏を降参させたという「一夜城伝説」が伝えられています。その後、江戸時代には、大隈城は筑前六端城の一つとして、元和3年(1617)の廃城まで黒田家重臣の後藤又兵衛、母里太兵衛が入城しています。

現在、大隈城の外郭部分には、戦国期の曲輪群、竪堀群などが良好に残っています。また、主郭の頂上部分には石垣跡や枡形虎口跡など筑前六端城時代の遺構をみることができます。

 

・大隈城跡(益富城跡)遠景

 

・石垣

 

 


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