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秋分の日に若八幡神社に奉納される「山野の楽」は、家内安全、五穀豊穣などを祈願する水神祭りで、「かっぱ祭り」とも呼ばれます。
寛元2年(1244)に、宇佐八幡宮から伝えられ、明治13年(1880)に一時中断しましたが、同23年に復活し、今日にいたっています。
山野の楽は、楽方12人、鉦方2人、太鼓方2人、笛方数人から構成され、楽方は頭にシャグマをかぶり、腰にヘラ蓑を付け、胸に締太鼓をいだき、長さ2m程の白幣竿を背負います。
本楽は笛楽、歌楽にわかれ、二列の隊列を組むゆったりとした調子の舞に特徴があります。