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帯状疱疹の症状とその予防等について

記事ID:0030989 更新日:2023年6月19日更新

帯状疱疹とは

 帯状疱疹とは、体内に潜んでいる水痘(水ぼうそう)・帯状疱疹ウイルスが引き起こす病気です。小児期等に水ぼうそうにかかると、ウイルスは生涯にわたって体内に潜伏します。普段は、免疫力によってウイルスの活動は抑えられているため、帯状疱疹を発症することはありませんが、加齢・疲労・ストレスなどによって免疫力が低下すると再び活性化し、発症します。

 成人の9割が水痘・帯状疱疹ウイルスを保有し、50歳以上になると発症率は高くなり、80歳までに約3人に1人が発症すると推定されています。

帯状疱疹の症状と治療

初期症状は、皮膚の痛みで、体の左右どちらかの神経に沿って起こります。数日後にはピリピリとした痛み、痛みを感じる部分に発疹が現れます。発疹は徐々に広がり、やがて水疱(水ぶくれ)に変化します。水ぶくれは時間の経過で破れてかさぶたとなり、治癒します。皮膚の症状が元に戻るまでは、1か月程を要します。

【治療】抗ウイルス薬を投与することにより、痛みの期間の短縮、発疹の発生の抑制、皮膚の症状の治癒を促す効果が得られます。十分な治療効果を得るためには、発症後速やか(発疹が現れてから3日以内)に投与を開始することが望ましいとされています。症状が現れたときは、早めに医療機関を受診しましょう。

帯状疱疹ワクチン(任意接種)

帯状疱疹ワクチンは、50歳以上を接種の対象として薬事承認されています。発症を抑制し、重症化や後遺症の予防につながるとされています。接種を希望される場合は、かかりつけ医にご相談ください。帯状疱疹ワクチンは、任意接種のため、接種費用は全額自己負担となります。

 
ワクチンの種類

ビケン(乾燥弱毒生水痘ワクチン)

シングリックス(乾燥組換え帯状疱疹ワクチン)

接種方法 皮下注射 筋肉内注射
接種回数 1回 2回(1回接種後、2~6か月までの期間を開けて2回目接種)
主な副反応 ・注射部位の赤み、かゆみ、痛み、腫れなど

・注射部位の赤み、かゆみ、痛み、腫れ・胃腸症状など

予防のために大切なこと

免疫力の低下が帯状疱疹の発症につながります。食事のバランスに気を付け、睡眠を十分にとるなど、毎日の体調管理を心がけることが大切です。