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山野の石像群

記事ID:0002372 更新日:2021年11月11日更新

13世紀に奉納された石像群

 「山野の楽」が行われる若八幡神社の向かい側の丘に、約730年前に奉納された石像群があります。その数、およそ350体。かつては、もっと多くの石像があったといわれています。
 この石像群を奉納したのは、妙道という人で、文永8年(1271)、山野のお宮(若八幡神社)に石仏を納めたという記録が残っています。
 以来、地元の人びとから「五百羅漢」と呼ばれ、大切に守られてきました。

 石像群の背後には、かつて二つの穴があり、東の穴を伊勢、西の穴を高野と呼んでいました。このいわれは不明ですが、山野の地は昔から宇佐八幡宮とつながりが深く、石像群も、豊前地方との交流を伝える貴重な資料といわれています。
 長い間、風雨にさらされた石像群は、どれも柔らかな表情、かたちをしていて心なごむものがあります。しかし、風雨による風化は激しく、中には、形をなしていない像もあります。そこで、平成6年、町では近畿大学九州工学部の助言を受けながら、風化防止施設を建設しました。現在、石像群は施設の中で大切に保存されています。

十羅殺女三十番神

十羅殺女三十番神
かつて、西穴の前に置かれていた石仏。現在、穴は両方とも崩れています。

明治40年代の石像群

昭和40年代の石像群
昭和40年代の石像群のようです。昭和45年にトタン屋根ができるまで、石像は野ざらしの状態でした。

仁王像

仁王像
豊前地方に見られるような仁王像

石像群風化防止施設

石像群風化防止施設
平成6年に完成した石像群風化防止施設。雨や雷を防ぎながらも、見学がしやすいように設計されています。

360度カメラによるバーチャルツアー(山野の石像群)<外部リンク>