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人と人とが繋がるアートキッズ

Article ID:0020324 Update:2021年3月19日更新 ページ印刷する

小学生を対象としたアートキッズを2月27日、28日に開催しました。

ロゴ
講師は、イラストレーターのmaruikoさん、アーティストの佐土嶋洋佳さんによるクリエイティブユニット「サドシマルイコ」、スペシャルゲストにダンサーの緒方祐香さんです。

2020年はコロナ禍により、人と人との距離を取らなければならない状況となりました。
そのような中でも人との「つながり」を大切にしたいと考え、リリアン(組紐の一種)を使って、作品や制作過程を通じて人とつながる「2mあむワークショップ」を行いました。

②リリアン
 ↑リリアンとは、細く編みこんだ手芸用組紐のこと。

プラスチック製の筒状の編み機を使って、針に蜘蛛の巣のように糸を掛ける編み方で制作を行います。

 ③オープニング.jpg
↑「2mあむワークショップ」オープニング


サドシマルイコのお二人作詞作曲の「2m音頭」にあわせてアートキッズがスタートしました。
講師の皆さんは、太古にいたかもしれない民族の編人(あみんちゅ)になりきって、ダンスと歌で会場を盛り上げました。

 
 ④親子で編む.jpg

⑤制作風景.jpg
↑親子でリリアン作り


2mを目指して編んでいきます。家族や友だちと協力して編む参加者や、一人でもくもくと編んでいく参加者など、同じリリアンでも編み方は人それぞれでした。
「2mあむワークショップ」では、ただリリアンを編むだけではなく、コロナ禍だからこそ、自分の思いを今一度考え、その思いも一緒に編んで欲しいという考えもありました。
参加者の皆さんは、どんな思いを込めてリリアンを編んだのでしょうか。

⑥指編み.png 
↑指で編む参加者


会場では、リリアン機を使って編む方法の他にも、指2本で編む方法で紐を作る参加者もみられました。
時間の許す限りもくもくと編んでいき、2mを超え、最終的には参加者の中で一番長く編んでいました。

 ⑦糸作り.jpg
↑古着を割いて糸を作成


「2mあむワークショップ」では、毛糸の他にも洋服を割いて作った糸も使い編みました。

参加者の皆さんには、家にある着なくなったシャツなどの古着を持ってきていただき、割いてから実際にリリアンで編んでもらいました。

中には、昔着ていたお気に入りの服を持ってくるし、思い出のこもったリリアンを作る参加者もいました。

⑧会場の旗.jpg
↑古着でできた旗


アートキッズの会場には、天井からガーランドのように旗を飾っていたのですが、実はこの旗も古着で作られていました。

古着を割いて作られた旗は、不思議と温かみがあります。


 ⑨繋ぐ儀式.jpg
↑参加者同士のリリアンをつなぐ


「2mあむワークショップ」の最後は、外に出て参加者同士のリリアンを繋ぎ、ひとつの大きな輪にしました。
「離れているけど繋がっている」思いを込めて結びます。

 ⑩繋ぐ儀式 ダンス.png
↑繋いだ後はダンス!


参加者全員のリリアンを繋いだら、「2m音頭」にあわせて踊ります。

この日は風が強かったのですが、風に吹かれてひらひらと宙に舞う色とりどりのリリアンは非常にきれいでした。

 展示1
↑資料閲覧室の作品展示


アートキッズ2日目には、講師による展示作業の様子をYoutube(動画配信サイト)にて公開しました。

現在、当館内資料閲覧室では6月13日(日曜日)まで「2mあむワークショップ」の作品を展示中です。

資料閲覧室では、実際に「2mあむワークショップ」で使用した巨大なリリアン機でリリアンの編み体験が可能です。

展示2
​↑巨大なリリアン機

また、1日目の様子のビデオも公開中です。

ぜひ、皆さんもリリアンを通じて繋がってみてください。

展示概要

  • 展示期間:令和3年3月6日(土曜日)~令和3年6月13日(日曜日)
  • 休館日:毎週月曜日、火曜日
  • 入館時間:10時00分~17時00分(最終入館16時30分まで)

※有料エリアでの展示の為、入館料が発生いたします。詳しくはHP内インフォメーション​をご覧ください。

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