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修復を終えた作品を公開中
第67回二科展出品の「ホタル」も修復後初公開
油彩絵画などは、収蔵庫の保存環境だけでは守りきれない劣化があります。下地と絵の具の処理など描かれた時には気づかない問題は、時間の経過により絵の具層のヒビ割れや剥落(はくらく)として現れてきます。織田廣喜が1982年の二科展に出品した大作「ホタル」(300号)もそうです。この作品は画面の一部に剥落、そして周辺には絵の具の浮き上がりが見つかり、剥落部分の復元や接着などの処置を施しました。「ホタル」は現在常設展示室にて公開しています。
展示室で修復した箇所を探してみませんか?
画像は上段が修復前、下段は修復後
展示室で修復した箇所を探してみませんか?
画像は上段が修復前、下段は修復後

