本文
大人の学美塾 最終回
大人の学美塾 最終回
大人の学美塾最終回が開催されました。
講師は、当館の松田学芸員です。
まず最初に、美術館の概要(開館日、設計、基本計画など)、収蔵点数、織田廣喜略歴、織田廣喜絵画世界を形作る要素などをスライドで説明してくれました。
父の画集を絵本代わりに見て育った織田廣喜さんは、ゴッホやゴーギャン、ミレーなどの画家を大人になっても尊敬していたそう。
その後は館内を一緒に見学してまわりました。
織田廣喜さんの作品の解説はもちろん、普段は入ることができない文書倉庫や収蔵庫の中も見ることでき、受講生も大変面白かったようです。
IPM(総合的病害虫管理)や防火扉、温湿度管理など、作品を守るための取り組みについても説明をうけました。
1、2回目の美術史の講座を経て、3回目に実際に作品を観ながら、美術館の中を回りましたが、歴史的な背景や画家同士の繋がり、美術館の設備を考えながらみると面白いですね。
受講生からは、
「歴史を知るとより深く絵画を見ることができました。」
「絵の見方が変わりました。」
「誰にも干渉されずにみるのもいいけれど、説明してもらうのが、大変良かったです。」
などの声がありました。
今回の講座を受講してまた次回のコレクション展が楽しみになったという方もいらっしゃり、うれしい限りです。
受講生の皆さん、ありがとうございました。
地域活動指導員 藤嶋 芳絵