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発達障害について知っていますか

記事ID:0002417 更新日:2019年12月23日更新

発達障害について知っていますか?

発達障害とは

発達障害は、脳機能の発達が関係する生まれつきの障がいで、対人関係や行動のコントロール、学業などに支障が生じる状態のことをいいます。発達障害は病気ではありませんが、その状態が続き、保育所(園)・幼稚園や小学校に通い始めると、さまざまな問題に直面することになります。
発達障害のある子どもが、社会に適応する力を身につけて、健やかに成長するためには、発達障害を早期に発見して、適切な療育を行うことが重要です。

発達障害の種類と症状

自閉症

人との交流がうまくできなかったり、言葉の発達に遅れが見られます。特定の物や場所に強いこだわりを示すなどの特徴があります。

アスペルガー症候群

自閉症と同様の症状が現れますが、知的発達やことばの発達に遅れはありません。

自閉症スペクトラム障害
現在の国際的診断基準の診断カテゴリーである広汎性発達障害(PDD)とほぼ同じ群を指しており、自閉症、アスペルガー症候群、そのほかの広汎性発達障害が含まれます。その症状の程度が異なる連続体(スペクトラム)という意味で「自閉症スペクトラム」と言われています。

注意欠如多動性障害(ADHD)

集中力が長続きせず注意力が散漫(不注意)、落ち着きがなくじっとしていられない(多動性)、衝動に任せて行動を起こしてしまう(衝動性)などの特性があります。

学習障害(LD)

知的能力には遅れがないにも関わらず、読む、書く、計算するなどの特定の分野に障がいがみられることを言います。

発達障害は、複数の障がいが重なって現われることもありますし、障がいの程度や年齢 (発達段階)、生活環境などによっても症状は違ってきます。発達障害は多様であることをご理解ください。発達障害
発達障害のサイン(1歳を過ぎたころからサインは現れます。)

  • 人の目を見ることが少ない
  • 指さしをしない
  • ほかの子どもに関心がない
  • ちょっとしたことで気が散り、集中できない
  • 落ち着きがなくじっとしていられない
  • 気持ちの切り替えが難しい、順番やルールを守れない
  • ことばの発達が遅れている
  • 特定の物にこだわりが強く、興味や関心の対象がせまい
  • 決まったやり方や方法にこだわる
  • 人の話を聞かず、一方的に話す
  • 他人の会話やゲームに割り込む
  • 相手の気持ちやその場の雰囲気が読めない
    など

生まれつき脳の発達が通常と違っているために、幼児のうちから症状が現れ、通常の育児ではうまくいかないことがあります。また、発達障害のあるお子さんは日常生活の中で不安や困り感を持ち、怒られることや失敗が増えることで自信を失い、不登校、ひきこもり、うつ病などの2次障害を引き起こす可能性があります。早めにお子さんに合った支援や適切な関わり方を行い、お子さんが過ごしやすい環境を作っていく必要があります。

相談方法

お子さん、保護者の早期支援のために、嘉麻市では療育訓練事業や保育所(園)・幼稚園、小学校及び学童保育所への巡回相談事業を行っています。お子さんの気になる「行動」や「特性」があれば、保育所(園)・幼稚園の先生や学校の先生、市の保健師に相談しましょう。
子育て支援課     電話0948-62-5716
こども育成課     電話0948-42-7460
学校教育課      電話0948-57-3107

発達支援に関する啓発リーフレットについて